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令和元年。台風第19号による首都圏全域に壊滅的被害

令和元年台風第15号の首都圏直撃は、千葉県などに甚大な被害を与えからわずか1ヶ月後の、2019年10月12日夜に日本に上陸した台風19号(アジア名:ハギビス)は、当初、マリアナ諸島の東海上で発生し、強い勢力を保ったまま首都圏を直撃する見通しとなった。台風による記録的な豪雨により東日本や東北地方の主要な河川と周辺の支流が決壊、越水し、浸水被害が出るなど、首都圏各地と東北一部に甚大な被害をもたらした。 米航空宇宙局(NASA)と海洋大気局(NOAA)の気象衛星が日本に上陸する前の10月10日に撮影した画像には、太平洋を北上し、日本へ向かっているカテゴリー5に相当する超大型台風の目を鮮明に捉えている。 気象庁は11日午前に会見を開き、広い範囲で記録的な大雨となる見込みで、河川の氾濫が相次いだ昭和33年(1958年)の狩野川台風に匹敵する記録的な大雨に警戒を呼びかけた。気象庁は12日夜、緊急記者会見を開き、これまでの記録的大雨で東京、千葉、神奈川を含めた首都圏全域のほか、新潟県、福島県、宮城県などで土砂災害や川の氾濫、浸水による重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高いとして“命を守る行動を”と呼びかけ、5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたるとして、最大級の警戒が必要だとし特別警報を発表した。河野太郎防衛相は、台風19号で自衛隊が災害派遣要請を受けた 1都10県において12日以降、大雨特別警報が発令された13都県での災害対応に備え、自衛隊員約2万7000人を各地の陸上自衛隊駐屯地などに参集させた。菅官房長官は、12日午前10時すぎに記者会見し“長野県の千曲川を中心に、警察や消防、海上保安庁、2万7000人の自衛隊が、救命救助活動や安否不明者の捜索、避難誘導などに全力で当たっている”としたうえで、8つの都県から自衛隊に災害派遣要請があり、人命救助にあたっていることを明らかにした。NHKは12日の早朝からほぼ全放送枠で台風19号関連情報を伝えていた。20日午後になり、これまでの雨で、茨城県、群馬県、栃木県、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、山梨県、長野県、静岡県、奈良県、新潟県、富山県、岩手県、宮城県、山形県、福島県では土砂災害の危険性が非常に高まり、気象庁により土砂災害警戒情報が発表されている地域があり、すでに各地で土砂災害が発生していおり、また、神奈川県、群馬県、茨城県、栃木県、東京都、埼玉県、長野県、新潟県、福島県、宮城県では氾濫の危険性が高まり、氾濫危険水位を超えている川があると発表された。東京、世田谷区で多摩川が氾濫した。付近では川の水が越水し、付近が浸水している。東京都の小池百合子知事は10月12日午後9時50分、陸上自衛隊に人命救助の災害派遣を要請した。東日本の広い範囲と東北の一部が暴風域に入っていて、午後9時15分ごろには、東京の都心で41.5mの最大瞬間風速を観測した。東京電力管内の関東地方と山梨県の一部では14日午後11時半の時点で、合わせておよそ2万4600戸で停電が続いている。生労働省によると、台風19号の影響で14日午後5時現在、合わせて13の都と県で、13万8680戸以上が断水している。NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、台風19号の影響でこれまでに全半壊の被害を受けた住宅は千葉県など7つの都県で72棟、一部損壊が、東京都や神奈川県など20の都道県で、821棟となっている。ただ、今の時点では詳しい状況が確認できていない地域もあり、被害がさらに増える可能性があるとのこと。政府の非常災害対策本部の会議で、安倍総理大臣は、台風19号による被害を受けて、近く、復旧にかかる費用を政府が支援する、激甚災害に指定する考えを示したうえで、被災者の生活の再建に向けて全力をあげるよう関係閣僚に指示したという。 今回の台風19号による被害は、本土上陸前の当初、政府により直撃なら 死者8000人、被害総額115兆円の予測で、東京23区は3割ほど浸水が予測されていたが、その後の台風の動向を詳しく分析してみると、運よく、幸運に恵まれて伊豆半島に上陸した時点でその勢力がすでに弱まり始め、暴風による災害は少なく大雨による河川の氾濫で東京、千葉、神奈川を含めた首都圏全域等、東北の一部に浸水による住宅被害が甚大であるものの人的被害は最小限に止まった。 1958年に9月27日に神奈川県に上陸し、伊豆半島と関東地方に大きな被害を与えた狩野川台風全国で死者888人と行方不明者381人、負傷者1138人の人的被害となった。その後の1959年9月26日に上陸した伊勢湾台風では、全国で4600人の死者をだす重大な人的被害をもたらした。 追伸。吉野彰氏にノーベル化学賞 スウェーデン王立科学アカデミーは10月9日、2019年のノーベル化学賞を、リチウムイオン電池を開発した旭化成の特別研究員で71歳、吉野彰氏、米テキサス大オースティン校の97歳、ジョン・グッドイナフ教授、米ニューヨーク州立大ビンガムトン校の77歳、スタンリー・ウィッティンガム卓越教授ら3人に授与すると発表した。授賞理由は、リチウムイオン電池の開発。リチウムイオン電池は軽量かつ高出力で、充電して繰り返し使える。スマートフォンやノートパソコン、電気自動車などに広く使われており、人々の生活を変えた業績が評価された。同時に受賞するのはグッドイナフ氏は97歳と1901年に授与が始まったノーベル賞史上、最高齢での受賞となった。

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